可愛がられるメンバーにどうしてもモヤモヤしてしまう話
わたしは今、とあるアイドルグループにはまっている。
メンバーは7人。そのうち2人を特に推しているが、基本全員好きな箱推しタイプだ。全員分特典を集めるし、全員の有料コンテンツに課金するし、推しカメラは少なくとも全員両手足の指では数えられない程度には再生する。
それでもやはり推し2人は特別に好きで、推しのタイプをカテゴリで分類すると所謂「可愛い系」だろう。
短パンをよく履くし、普段もだぼだぼした服をよく着せられている。萌袖は当たり前だ。まあ何しろ顔や一挙手一投足全てが可愛いので、可愛いのだ。
ここまで可愛い可愛いと連呼してきて、タイトルはどういう意味だよとなったかもしれない。
文字通り、グループ内で可愛いポジションを得ているメンバーにどうしてもモヤモヤしてしまうのだ。
ここで誤解しないで欲しいのだが、わたしは決してそのメンバーのアンチなわけでも、自己投影しているわけでも、嫉妬しているわけでも、推しとそのポジションを交代して欲しいわけでもない。
メンバーにモヤモヤするというよりは、その雰囲気、関係性の在り方にモヤモヤしているのだ。
一端のファンがメンバーの関係に口出すのヤバいよと思う方がいるのも重々承知だが、まあ少し聞いて欲しい。
わたしの推しグループには、少しぼうっとしているというか、雰囲気がふわふわしている子がいる。顔も可愛いし、挙動も可愛い。ちなみにわたしの推しは170センチ前後だが、その子は推定180センチで決して小さくはないし、割と男らしい面もある。
だが、生粋の愛され体質というか、可愛い可愛いと愛でられるポジションにいる。
確かに可愛いのだろう。わたしはわたしの推しが一番可愛く思えるし、推しもわりと可愛がられてはいるのだが、その子はメンバーに「僕らの天使!」とまで言われている。強い。
ただ、可愛がるにしても、なかなか大袈裟なのだ。何か喋るたびに可愛い〜と声が上がり、よく話す機会を与えられ、いじられてはまた可愛い〜と声が上がる。
例えにしては低俗で嫌だが、サー姫みすら感じる。
まあもともとわたしは現実でも誰かを猫可愛がりする集団が苦手である。自分がその立場になっても居心地が悪いように感じてしまうし、天性の愛され気質以外の子も平等に人目を集めてほしいと思ってしまう。
言ってしまえば卑屈なのかもしれないが、そういう思考がオタ活にも影響しているのかもしれない。
アイドルなのだから、一人一人に大勢のファンがいて、それぞれがそれぞれを応援している。中には、推し以外に興味がない人だっている。
他の子を褒めて盛り上げたり、仲良く絡んだりするのはとても良いことだ。が、完璧にとは言わないが、もう少し平等に、満遍なくできないものだろうか。取り繕れなんて言わないが。
こういう話をすると大抵、推しにリアコだから嫉妬してるの?、推し愛されならいいんでしょ?などと言われるが、本当にまったくもってそうではないのだ。リアコに生まれてこのかたなったことがないし、たとえ推しだって全方面から可愛がられていたらビビる。
愛されメンバーの愛され度が、少しずつ他メンバーに配分されたら良いなと思う。
みんな素敵で可愛い良い子だから。